企業が成功するための秘策週休3日制とその給与はどうなるのかに迫る

近年、働き方改革によってテレワークの普及やサテライトオフィス、及び新たな雇用形態(フレックスタイムなど)の普及も進んできていて、今までのようにただ正社員をやるだけではなく副業だったり、さらに終身雇用も段々と減っている現状で、働き方に関して大きな変革が進んでいます。

 

そんな中、現在多くの人は基本週2日の休みかと思われますが、週三日休みにしようという取り組みを進めている企業もあるようです。

 

休みが増えるなんて夢の話ですね。

そんなホットワードである週休3日制について、今回は説明をして行こうと思います。

 

まず、結論から申し上げますと、給料は企業によって減るか現状維持か、変わってきそうです。

 

では、具体的な企業の取り組みについて、説明していきます。

 

週休三日制を取り入れている企業

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週休三日制を取り入れている企業には大きく3つのパターンがあります。

 

・給与そのまま労働時間減少

・給与そのまま労働時間もそのまま

・給与減少労働時間そのまま

 

上からご紹介していきます。

・給与そのまま労働時間減少

これについては、給与はそのままで単に労働時間が減るので、副業や趣味にもっと時間を使いたいという方にとっては非常に理想的なものになります。

 

さらに、給与も減らないので、やらない人いるの?と言った感じですね。

 

こんな夢のような形態を取ってる会社、実はあるのです。

 

・日本マイクロソフト

 

実験的ではありますが、導入したことがあるそうです。

その際、通常と比べてなんと40%も労働生産性が向上したそうです。

さらに、この取り組みの社員満足度は92%を越えたそうです。

 

ただ、実験導入なので、本格的な導入までには至っておらず、その後の進展はないようです。

 

ただ、労働生産性も向上していることから、会社にとっても悪くない話ではあると思いますので、今後何か進展があってもおかしくはないですね。

 

・シグナルトーク

 

日本マイクロソフトほど有名な企業ではありませんが、2017年に実施したゲームの開発などを行なっている企業です。

 

4年ほど前に、こちらも実験的に取り入れたそうなのですが、その後の進展は不明なようです。

 

公式サイトを見ても、労働時間を減らす取り組みは行っているとは記載はあるようですが、堂々と週休3日制を取っているという文言はないようです。

 

上記2社を見ると、単に良かったから導入、とすぐには決められないようですね。

 

 

・時間そのまま、給与そのまま

給料はそのまま、週あたりの労働時間もそのまま。つまりは1日あたりの労働時間が増えるということです。

 

もともと残業が多い人にとっては、それほどかわりありませんね。

(ただし残業代は出なくなりますが)

なので、ちゃんと残業代が出る企業にとっては、人によっては嫌だと感じる人もいるかもしれませんね。

 

この形式は導入している企業は多いようです。

 

ファーストリテイリング

転勤のない地域正社員のみの対象となりますが、1日8時間を週五勤務だったのを、1日10時間週4勤務にしたそうです。

 

なので、2時間程度労働時間が増えるのに対してどう思うかですね。

ファーストリテイリングユニクロの会社なので、一日立ちっぱなしはきついのではないか、とも思いますが。。

 

 

もちろん、総労働時間を減らせば、給与も一定の割合でへらす、といった方式もあるようです。

 

・佐川急便

 

正社員として働いているドライバーが対象で、こちらも1日10時間とすることで通常と同じ給与にするということです。

 

ただ、肉体労働なので、時間が増えると、トラックの事故が起きたり、する可能性が増えると思うので、一概にいいとは言い切れませんね。

 

・給与減少労働時間そのまま

 

働く時間が減れば、給与も減ると言ったごく普通のパターンになります。

お金か時間どちらを取るかですね。

 

・ヤフー

子供がいる人や、介護等が必要な方限定で行なっているそうです。

そうした方の離職を防ぐために取り組んでいるようです。

 

ただ、その日は無給扱いになるため、月4日分ほど大体減ります。

 

日本IBM

理由は不問ですが、以下の割合で減るようです。

 

・週3勤務・・・給与50%削減

・週4勤務・・・給与30%削減

 

と言ったようになっています。

 

企業が選択的労働制を成功させるために必要なこと

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ポイントとなるキーワードが、労働生産性という言葉です。これは、労働者一人当たりが1時間にどれだけの成果物を出せるかというものです。効率性ですね。

 

日本マイクロソフトが生産性を40%あげたということで、こうした場合であれば企業にとってもメリットがあるということになります。

 

つまり、生産性の向上は、総合的に見ると売り上げ向上につながったりするわけです。

 

また、単に社員にとっていいものとなるだけではなく、会社にとってもより良いものとするためには、仕事量と仕事の質をキープする必要があります。

 

例えば、労働時間が増えたら、集中力が落ちてしまうなど、どうしても質は落ちてくるのかなと思います。

 

なので、労働時間は増えても、リフレッシュタイムを設けたり、無駄な時間は省いて、効率的な作業をしていくことが大事なのですね。

 

まとめ

 

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週休3日制について話していきました。

 

趣味や副業を大切にしたい人にとっても、また会社にとってもより良いものとするために、何か良い取り組みをどこかの会社が行って、それに周りも追従していく取り組みがあるといいですね!