チェックリストあり!深刻な5月病の連休明け対策を詳しく解説
みなさん、GWはどのようにお過ごしだったでしょうか。
今年はコロナの影響でなかなかどこにも行けなかった方が多かったでしょう。
GW明け、非常に仕事や作業が捗らない方が多いと思います。
仕事するの嫌ですよね。これが重症化すると5月病と言うものになってしまいます。
今回は、そんなGW明けにかかりやすくなる5月病に関してご紹介と対策を解説していこうと思います。
まず結論から言いますと、新年度環境に慣れないまま長期連休を迎えてどっと疲れが出ることで発症しやすいのです。
では、内容に入っていきます。
5月病の内容
毎年4月に新年度になり、社会人なら入社や昇進、年次があがります。また学生なら入学や進級で新しい生活が始まります。
バタバタしているうちに5月になってゴールデンウィーク(GW)で休んでいるうちに、すっかりやる気がなくなったり、疲れが噴き出してそれが治らないままGWが終わってしまうことを指します。
これをいわゆるGW明けの5月に発症することから「五月病」と呼ばれますが、そのまま引きこもりになってしまう人もいます。本人はもちろん、家族にとっても深刻な状態になってしまいます。
ここで引きこもりの定義ですが、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせず、6ヵ月以上続けて自宅に引きこもっている状態を指します。時々は買い物などで外出する場合も引きこもりに含める」(厚生労働省)と言うものです。
つまり五月病は新年度を迎え生活環境が大きく変化している最中に、新しい生活や環境に適応できない状態で、GWを迎え、期間中に疲れが一気に噴き出していくことで起こるのです。
特に、今年はコロナが本格化し、職場環境の変化もありました。
新入社員にもテレワーク、在宅勤務など、これまでの経験則を基にした『研修マニュアル』には載っていない働き方が要求されていて、指導する側の先輩社員でさえ手探り状態です。
なので双方の“負の連鎖”によってストレスは例年以上のものがかかるのに、それでいて昼間のストレスを夜の“飲みニケーション”で発散することも、飲食店の時短営業などや密を避ける必要があるためそうしたストレス発散ができません。
今年のGW明けは、例年以上に新入社員が不安感を抱きやすく、『すっかりやる気を失ってしまう』という五月病が、より現れやすくなるのです。
また、大学・専門学校などのリモート授業も同様で、かつ子どもの休園・休校などによる育児環境の変化によって、子育て世代への五月病の影響は大きくなっていっているのです。
ある精神科医も、
「5月病に関しては特に今年は発症しやすく、理由は今年のGWは例年より長い10連休だったので、これがきっかけとなって引きこもりを発症する危険性も高く、注意が必要になる」
と語っています。
では、自分がなっていないか、また、どのような心持ちを持つと良いのか、ご紹介していきます。
5月病チェックリストと対策
この内容に4つ以上当てはまるようなら五月病の可能性があるので、注意が必要になってきます。
【五月病チェックリスト】
☑︎通勤電車に乗るのが苦痛。
☑︎電話に着信が来てもなかなか取れない。
☑︎起きても身体がだるい。
☑︎自分に自信がもてない。
☑︎身近な人に八つ当たりしてしまう。
☑︎歯磨きや整髪、身だしなみを気にしなくなった。
☑︎朝、寝床の中でグズグズしている時間が長い。
☑︎トイレに必要以上に長くいる。
☑︎他人が自分のことを軽視しているように考える。
☑︎自分の能力が会社で活きていないように感じる。
上記項目に4つ以上当てはまるようなら、五月病の可能性があります。
ではどう防げばいいのか、精神科医曰く、
「自転車の運転を例にして、自転車はペダルを踏めば、まっすぐ進みます。しかし、踏むのを止めてしまうと、フラフラしてやがて倒れます。次に動き出すためには、自転車を起こしてペダルを踏み込む必要があるのですが、一番力の必要なところになりますよね。
この自転車と同じで、休みだからといって何もしない、つまり寝てばかりなどの休み方では自転車が倒れているのと同じなのです。
私たち活動を再開するにはより一層の力が必要になってしまいます。GWに限ったことではないですが、ある会社でも、休息が取れて一番元気なはずの月曜日に会社を休む人が多くなりがちな傾向があるのです。」
と語っていて、また今年に関しては、
「特にコロナ感染の不安がある中の長い休みであっても、規則正しい生活、そしてある程度は身体を動かしているのがおすすめです。ふだんできないことをする機会も時間たっぷりあるので、一例ですが、
・『溜まった本を読んだり映画を見る』
・『部屋の模様替えや掃除をする』
など、
連休中の目標を作ると五月病の対策になります。
また、GW後の生活でも注意すべき点があり、
休み明けだからこそ心と身体をゆっくりならしながら取り組むべきで、五月病対策のためにもいろいろと頭で考えず、まずは行動本位になるべきです。
とりあえず起きて、洗顔し、歯磨きをするなど、行動を主体にしていくと良いです。そうしていれば、最初はいやだと思っていた作業もコロナ禍の不安感も薄れて、いつの間にか身体がなじんでいき、苦痛は軽減されます。」
と言った心持ちでいるとよいでしょう。
まとめ
日常生活を送るにはそれなりのエネルギーが必要です。なので、いきなり踏み出したりせず、まずは一つ一つ元の暮らしへ体を慣らしていくのが大切なのですね。
実際仕事や作業をし始めれば、意外と慣れてしまうものなので、まず初めの踏み出しが非常に大切なのです。
辛いですが、少しずつ頑張っていき、元に戻していきましょう。